令和2年度建設部門(施工計画)Ⅱ-2の学習記録を復元しました。
与条件の説明がわざと不明確になるよう記述されており、受験者の現場感覚を試しているものと思います。
例①)水田側からアクセスする前提なのか、段丘崖からのアクセスなのか。
例②)施工時期は農耕期なのか否か。
・・・等
私としては、前提条件の固定観念に縛られないように、仮設方法を幅広に検討できる能力を示すよう回答すべきと感じました。(とは言え段丘崖からのアクセスを提案すべきではないと思いますが・・・。)
皆様はどう考えるでしょうか。
問題文 (準備中)
回答文
(1)工事特性を踏まえて検討すべき事項
①施工橋脚へのアクセス経路
施工対象橋脚周囲の提地内は耕作利用されており、対岸部は段丘崖である。現場へのアクセス経路が無いという工事特性から、経済性や施工性を考慮した施工橋脚へのアクセス経路を検討することが重要である。
②河川内の仮設計画
本工事は河川内の流水部を掘削してコンクリート基礎を構築するという工事特性がある。そのため、施工時期において想定される降水量を流下可能な仮設計画を検討することが重要である。
(2)業務の手順、留意点、工夫点
業務は、現地踏査の後、①橋脚へのアクセス経路の確定、②河川内の仮設計画決定、③足場等の安全対策決定、④コンクリート打設・養生計画決定の後、実施工を行う。以下に工程管理上の留意すべき点・工夫を要する点を述べる。
①橋脚へのアクセス経路
農道から橋脚へアクセスする場合、水田部の養生(盛土・敷鉄板等)範囲や期間に応じた耕作補償が必要となることに留意し、借地時期を閉農期へ設定する等の工夫が必要である。
②河川内の仮設計画
河川内の作業可能時期を含む仮設計画については、河川管理者への協議を要することに留意する。非出水期の施工を求められることが想定されるため、当該時期の過去5年間における最大降雨量を流下可能とするよう、流水断面を設定する工夫が必要である。
③足場等の安全対策
河川内の湿潤で不安定な地盤上に足場を構築するため、安全性に留意する。平板載荷試験を行い、その結果を基に適切な足場設計を行った上で支柱スパン等を決定する等の工夫が必要である。
④コンクリート打設計画
断面積の大きいマスコンクリートであるため、施工時期の気温等を反映した温度応力解析を定施し、ひび割れリスクに応じてパイプクーリング、誘発目地の配置を行う工夫が必要である。また、1日で打設が完了しない場合の打ち継ぎ位置の検討を要することに留意する。
(3)関係者調整方策
①関係者と要求事項
発注者から、ひび割れゼロの要求があった。
②調整方策
発注者に対して橋脚への低発熱セメント使用を提案したところ、コスト面で折り合わず、現場技能者からは養生手間低減を要求された。そのため、低発熱セメントに比べ安価で強度発現も早い中庸熱セメントの使用を提案したところ採用された。


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