令和2年度建設部門(施工計画)Ⅱ-2-2の学習記録を復元しました。
問題文(準備中)
回答文
(1)調整・検討すべき重要事項
①発生土の性状と再利用適否
本工事の発生土は沖積層由来で、粘性土や有機質土の混在が予想される。受け入れ先の事業用途(道路路体、堤防盛土等)により土質条件が異なるため、予め粒度分布・含水比・液性限界・有機物合有量・pH・硫酸イオン濃度等の詳細試験を実施し、用途別に再利用の適否を判断する。
②搬出、仮置き・再利用の一連工程の整合性
1年間の掘削期間中、発生土は断続的に発生するため、再利用先の受入時期・仮置き場の容量・搬出ルートの制限など、時間的・空間的整合性を事前検証する。
都市部では作業ヤードが狭隘であり、場外仮置き場の活用も検討し、掘削・運搬・受け入れのバッファ設計を行う。
(2)業務の手順と留意点、工夫点
業務手順
- 詳細な土質調査・化学試験の実施
- 再利用先の受入条件との整合、土質ごとの仕分け
- 搬出仮置き、再利用工程の統合計画の策定
- 現場内の搬出動線、安全対策の設計
- 出土量・搬出先別のトレーサビリティ管理体制構築
- 関係機関への報告・記録の整備
留意点・工夫点
トレーサビリティの確保:出土時に土質分類と搬出先を紐づけてICタグ等で管理。再利用の透明性を確保する。
仮置き場の適正管理:仮置き場ではシート履工、浸出水処理、粉塵対策を撤底し、環境負荷を最小化する。
工程との連携強化:掘削工程と搬出工程の整合を図るため、日々の土星を動態管理し、車両・人員を柔軟に調整できる体制とする。
代替処分計画の事前準備:受人先で受入不可となった場合に備え、二次受入先の候補地選定を行う。
(3)関係者との調整事項と調整方策
調整事項:受入事業先との搬入時期・品質条件の整合
調整方策
再利用先(例:防築造現場)の施工管理者と、必要士量・搬入時期運搬条件について早期かつ定期的に協議を行い、共有する。特に相手方の工程進捗に応じた柔軟な搬入が求められるため、両者の工程表を照合し、分割搬入、段階的運搬などの調整案を提示する。
また、土質に関する覚書きを作成し、受入立会時の試験・確認手順を明確化することで、合意形成を効率的に進める。あわせて、搬入先の安全・環境面の要求事項(搬入車両の台数制限・洗浄義務等)にも配慮する。


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