令和元年度建設部門(施工計画)Ⅱ‐2-1の学習記録を復元しました。
問題文(準備中)
回答文
(1)調査・検討すべき事項
①温度ひび割れリスク
コンクリート打設量、断面積が大きいため、内外温度差によるひび割れリスクを検討する必要がある。このため、温度応力解析を実施し打設後の応力分布を調査する。
②鉄筋過密部へのコンクリート充填対策
柱、梁部は鉄筋が密となっていることから、コンクリートの確実な充填対策を検討する必要がある。このため、混和材使用の可非について調査する。
③転落・墜落対策
張出し部の高さは地上15mとなるため、高所作業時の転落・墜落対策を検討する必要がある。このため、足場設計にいる荷重条件・地盤条件等を調査する。
(2)業務手順と留意点・工夫点
業務は、周辺状況調査を行った後、①足場・支保工の設計、②温度ひび割れ対策の検討、③打設・充填計画、の手順で実施する。その際の留意点、工夫を要する点は以下の通りである。
①足場・支保工の設計
足場の設計にあたっては、手すり・中さん・巾木を確実に設置し、作業床を設けて安全性および作業効率の向上を図る工夫を行う。また、資材横取りのための開口部は、非使用時に寒ぐことに留意する。
②温度ひび割れ対策の検計
温度応力解析の結果、ひび割れリスクが判明した場合、低発熱セメントの使用、材料の事前冷却、養生中のパイプクーリングによる内外温度差の緩和等の対策を要することに留意する。さらに、ひび割れ誘発目地を設置し、ひびわれ箇所をコントロールする工夫を行う。
③打設・充填計画
鉄筋過密部のコンクリート充填に留意し、高性能AE減水剤の使用、高流動コンクリートの使用による、自己充填性の向上を検討する。また、打設後のバイブレ一夕使用による充填促進、締固めといった打設サイクルを設定しておく等のエ夫を行う。
(3)関係者との調方策
①関係者
発注者:ひび割れの無発生とコスト抑制を要求。
施工技能者:施工手間の減と効率化を要求。
②調整方策
ひび割れ防止のために低発熱セメントの使用を提案したところ、発注者からはコスト増の観点で、技能者からは管理養生手間の観点で、それぞれ難色を示された。そこで、低発熱セメントに比べ強度発現が早く、コストも抑えられる中庸熱セメントの使用を提案したところ、合意を得ることができた。


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